詩想、しんどさのし
ひだかたけし
風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて
肉体と云う
器がしんどくなれば
死んで滅んでしまえば
ただ離れるだけさ
黙約の如く
宣いながら
いまここで
しんどいわたしの
脳髄に影落とし、
自らの鏡像見入り
自己意識を得て
しんどさのし
直観したのか
し を、
真っ直ぐにし
伸び伸びと
生き生きと
奥処から
歌い響かせ
わたしの
呼吸から得る
風熱を食み続け
生きる 、
生動し続ける
オマエ 、
私を超えた
私の内なるものよ
ウチュウガ
ワタシノナカデ
シコウスル