詩想、しんどさのし
ひだかたけし

風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて

 肉体と云う
  器がしんどくなれば
  死んで滅んでしまえば
 ただ離れるだけさ

黙約の如く
宣いながら
いまここで
しんどいわたしの
脳髄に影落とし、
自らの鏡像見入り
自己意識を得て
しんどさのし
直観したのか
し を、
真っ直ぐにし
伸び伸びと
生き生きと
奥処から
歌い響かせ
わたしの
呼吸から得る
風熱を食み続け
生きる 、

 生動し続ける
  オマエ 、
  私を超えた
 私の内なるものよ 

ウチュウガ
ワタシノナカデ
シコウスル











自由詩 詩想、しんどさのし Copyright ひだかたけし 2025-01-19 20:24:25
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