業業サマー
トビラ
電解質の雲は、うすうす氣づいてた、赤い龍の欄干、アリストテレスの横顔、上映中の忍たま乱太郎、
立って、立って、立って、
たった一つ絶った二月
工場は閉鎖しました
ロボット肯定botになった人間嫌いは
誰、誰、誰?
ミューズは死んだ?
いや、違う、殺したんだよ、君が
共演した翌日に
神社で柏手を打って、拝んだのにね
そうだよね、共感性パラノイア
夏が待ってる
ナイフをさらって
ビルの影、濃い黒ずみから
頸動脈をなぞる汗に
匂いがするね
汗の匂い、人の匂いだ
逃げられないよ、人は人から
人の業から
猿ぐつわだって用意している
楽しみだね、とても
光堕ちするまで続くから
いい子になるまで続けるから
やさしくいこうね
そうしたらさ、卒業だ