メモ
りつ
「男のひと」
実際どうなんだろう。ある女を惚れぬいてると思ってる男のひとを諦めさせるには、幻滅させればいいのだろうか?
どうも、自分に自信がある男のひとは、
一筋縄ではいかないらしい…
師匠は簡単だ。それで私への想いは封印してくれる。
ただねぇ、1度だって師匠には「愛している」と言ったことは無いし、実際「愛している」とは、違うのだ。
師匠は、己が命にリミッターをつけて、戦い続けている戦士だ。
敢えて言うなら、聖女たちのララバイだ。
マリアな気持ちが近い。
律aと律bがいるなら問題ないのだが、私は私ひとりしかいない。
求めるひとは我が君だけだ。
今まで生きてきて、初めて自分から「あなたが欲しい」と宣言した。
初めて、生まれてきて良かったと思えた。
初めて、女で良かったと思えた。
初めて、身体に感謝した。
ねぇ、我が君。
師匠にローマの休日のような、宝物の1日をプレゼントしたい。
それで師匠とは、今生の、永遠の別れとなるのは解っている。
我が君が嫌だと仰っても、師匠の命が尽きる前に、5分でも10分でもいい。
師匠に会いたい。
こんな私を赦せますか。
あー、駄目だ。これは違う。
これは私のエゴだ。
私は師匠に、師匠を選ばなかった私を、実際に会って詫びて赦されたかった。
違う違う。そうじゃない。
もう師匠には、良い日々をプレゼントし終わっている。
ひとこと、「本当に愛するひとができた」と、今の幸せを告げるだけで良い。
心配かけて、ごめんね。我が君。
書いてみないと解らなくって。苦笑
我が君。
あなただけだよ。
私が真実、愛してると告げるのは、
やっぱり、あなただけだ。