慟哭
栗栖真理亜
黒か白か
白か黒か
肌色に近い赤か
波にゆらめく生命線
分断しては繋がり
溶けこむ
下降線と上昇線
鏡の前で無理やり
口角を上げようと
努力する人のように
Uの字を描いては
徐々に薄まり失せる
不確かで確固たる
鼓動の果てにて
自由詩
慟哭
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栗栖真理亜
2025-01-16 15:15:46
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