「クレクレ星人の独り言 17」
ジム・プリマス

 「クレクレ星人の独り言 16」の続きを書く。
 「銀河騎士隆盛記 零」の感想を、悲壮な思いで待っていると書いたが、実のところを言うと、現代詩フォーラムの投稿仲間のA氏に、作品を読んでみて欲しいとお願いしていた。
 忙しいA氏から暖かな感想のコメントを頂いて、救われた思いだ。
 剣の研鑽の描写などは、自分でも意識して格調高く書いたつもりだが、おこがましいかもしれないが、どことなく故「山田風太郎先生」の作風に似てしまっている気がしなくもない。 
 山田風太郎先生の、柳生十兵衛が主人公の「魔界転生」での、柳生兵庫との対決のシーンなど、心が躍るような思いで読んだことを、懐かしく思い出した。
 設定の話をもう少ししておくと、ボーア老師の名前は塚原卜伝(つかはらぼくでん)からもらった。カンデンの名前は完全な思いつきで、キンタの名は「ルーツ」のクンタ・キンテからもらった。
 コムロの名も思い付きで、ただモデルとしては、恐れ多いのだが俳優の「真田広之氏」。サンマナの族長のダイは同じく、俳優の「武田鉄矢氏」をモデルに書かせてもらっている。サンマナの人々のイメージは沖縄県民だ。
 書いていて思ったのだが、自分が想定した縄文創作料理のシシ汁とか、縄文焼き菓子などの描写は、想像で書いたにしては秀逸だったと思う。実際に試したら、本当に美味しいものが出来るかもしれないと、自分でも思った。
 甘藷(かんしょ)も登場させたかったのだが、縄文時代には、まだ伝来していないので断念した。



散文(批評随筆小説等) 「クレクレ星人の独り言 17」 Copyright ジム・プリマス 2025-01-14 13:10:37
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