リフレイン
板谷みきょう

耳障りなジャズのながれるサ店で
長い髪で隠れた耳に口を寄せ合い話した
望みに届かぬ生活をいつも心底悩んでた
親のすねの匂いが一杯の部屋で
煙草をくわえて酒飲みながら一夜を明かした
男同志と友情が必ずあると信じて

リフレイン リフレイン
戻れるものならもう一度

防波堤に砕け散る波打ち際で
髪かきあげて照れて笑って君を見詰めた
解り合える事だけが愛の全てだと思ってた
遠く漁り火の見える夜の浜辺で
膝を抱えて涙流して訳もなく苛立った
掴みきれない自分の心を考えあぐねて

リフレイン リフレイン
戻れるものならもう一度

暑い日差しの人込みの歩行者天国を
肩いからせて金も無く当ても無く歩いた
それが精一杯の反抗と思って

リフレイン リフレイン
戻れるものならもう一度
リフレイン リフレイン
戻れるものならもう一度

※AISUNO作曲
https://suno.com/song/26044370-ab62-48f2-beca-6aefabc75a39


自由詩 リフレイン Copyright 板谷みきょう 2025-01-07 21:16:22
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