妻との決着は穏やかに着いた
様々な想い出が走馬灯のように通り過ぎてゆく
長いと言えば長く
短いと言えば短かった

二人は別々の路を選び
晩秋を待って別れることになった
互いに別々の白い路を歩いてゆく
愛より深いものをもとめて

今年は新生の年と決めた
こんなにも二人の意見が合致するとは思わなかった
共通の友が祝福してくれた
自由になって幸せを掴めと

道程は険阻であっても泣きはしない
ただひたすらに歩き続けるだけだ