パンのひと
百(ももと読みます)
あさの実でチュンチュンチュン
美味しくトリップ縄文人
稲穂に刻んだ十字架を
栽培している弥生人
赤さで麻痺する夕暮れにサーっと
雨の降る大惨事世界大戦
ラストシーンのライセンスのみ
契約された我が人生
飛び降りる息の根を止めてこそ
始まりが約束されている
てめぇの腕を掴んでから手を握る
安心していい爪はキってある
黄金比で完成された星座を結んで
終わりのおしまい始まりの始まり
あさ
コックピットで目玉焼きパンを
グワシッと一緒に食べようぜ
きさまの歯形を期待している
きみのパンになりたい