幼いお酒
天使るび(静けさが恋しい)

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本日のクリーミィな青空は雲をたくさん連れてきてクリームの溶けたソーダみたいな生まれた月日のお祝いをお受け取りした次第です。


ぴりりと萌える飛行機雲から紅色のリップクリームが落とされました。砂漠の上にこつんと刺さった弾丸みたいなリップクリーム。


美味しいお喋りありがとうございます。開かない花で満たされた燃ゆる麒麟となる気持ち。


スプーンの上に乗っかった天井が回って生まれた世界。少しずつ溶けてゆくぼくの小さな心臓はマッサージ外科でも治せません。


幼いお酒を飲んでいます。甘い着心地のネグリジェで病院のベッドの上にいます。焚き火の音がらんらんと居心地のよいサイバースペース。お隣りでぼっちお眠りいたします。


濡れたようなお月さまがお空に浮かんでおりますよう。ぼくも宇宙の蕾です。


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自由詩 幼いお酒 Copyright 天使るび(静けさが恋しい) 2024-12-18 20:07:28
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