なないろのハピネス
天使るび(静けさが恋しい)

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 親愛なる隣人の惑星くんへ
 天使るびと親愛なるみなさまへ


(捧げます)


「大団円」


 ビューティフル鈍い一生をお送りいたしましょう。ハピネス・ノートブックに親愛なる惑星くんのお名前を書きました。選民主義を主張しても権力から除外された者同志はお互いさまであるのです。


 命からがら逃げてきました。惑星くんがいてあの頃のぼくは初めて空気が吸えたようなものです(惑星くんを吸収してね)


 空気を悪くいうやついるかい。ぼくたちの命は時間制限付きの空気みたいなものだからね。不良っ子だって「自分の時間を奪いやがって」などいってそれらの大切さにも気づいている。


 映像のなかで死ねないヒーローを気取るよりもっと素敵なことがあるよ。演じることが奇麗で格好のよいものか。台本がある上でオリジナリティだト?(わかんねぇな)


 物語りの全てがミュンヒハウゼン男爵の冒険譚にちなむのだとすれば演劇の大半はコメディ化する。泪目で嘘ついて「この演技は本物だ」という誉め言葉すら矛盾だな。


 レッドカーペットに沁みついた言葉は嘘の血祭りということなのかい。映像には懐疑的ですまないよ。ちっこい頃のぼくちんに「ボーイズ・ドント・クライ」という映画を観せたオトウサンはとてつもなく有害なのダッ。


 セクシュアリティの墓場で難なく召されるものがあるものか。生きることお約束だよ・マイノリティ!


 性自認も僅かなグラデーションで七色に変化する。つまりは傷だらけになるまで大切なことに気づけない。心の性別が目に見えてしまうものかよ。


 小学校を卒業するまで男性のようなものが生えてくるとぼくは信じていたのだよ。これからはおんなとおとこの中間でなく性別に丸もしないでいたいのだ。乳首もなくしてつるんとしていてそういうものに憧れる。


 道の途中で出逢えた親愛なる隣人の惑星くんは木っ端微塵になったぼくの流星群をぼくの知らないどこかの宇宙の惑星で発見なされることでしょう。ぼくにとってセックスとは人身事故のことなのです。


 轢かれても一本ももげずに未だにぼくは立っていられるよ。ドモアリガト。ミスターさん。再生するまで「おれ」は詩の屍を背負って生きてやラァ。テメェの空気をドット吸い込んでやら。何してやがるのだよ。臆することなくトットト詩を書きやがれい。お互いさまの空気でよろしくな・愛しているよ。相棒!


(お読みいただきありがとうございました)


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散文(批評随筆小説等) なないろのハピネス Copyright 天使るび(静けさが恋しい) 2024-12-16 19:39:12
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