夕刻
山人
過敏なくちびると
小さな肩がわずかに揺れて
憂いを含んだ少女の横顔の様な夕刻があった
すべて白くなってしまった冬の十二月はひさびさに晴れ
冬のただ中の日常に泳いでいる
十二月は未だ真冬の匂いがしない
少しづつ冬が体に深く入りこもうとしている
夕刻はひどく孤独で
冷徹でもあり、無垢だ
しかし、どことなく私を受け入れて、やさしくもあった
自由詩
夕刻
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山人
2024-12-16 03:54:01
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