○「無」
死んだら「無」
天国も地獄もありゃしない
無、無、無、無の宇宙
善悪も苦楽もなし
無、無、無、無の宇宙
正義も金も権力も優劣もなし
無、無、無、無の宇宙
無の前には
すべての命が
ただ黙るしかない
跪くしかない
捨ててこそ救われる
苦しいこと悲しいこと寂しいこと勝ち負けに
しがみつくな！
じたばたしてもしょうがない
捨ててこそ救われる
無の前に捨てよ！捨てよ！
捨ててこそ救われる
無、無、無、無の宇宙

(ボケ老人の独り言です。)


○「便秘の君へ」
無理に出そうとしても
出てくるものじゃない
無理に出そうと力むと
かえって出口に栓をすることになる
さらに力んでいくと
痔になる
僕たち昭和育ちは何事も
踏ん張れ！と叩き込まれた
しかし
便は出すものじゃなくて
出るものなのだ
出てくるまで待てないなら
薬を飲もう
浣腸をしよう
ワイフが今日は朝から
うーんうーんといいながら踏ん張っている
夕方たまらず医者へ連れて行った
お医者さんが指をやさしい突っ込んで掻き出してくれた
感謝！感謝！である