月曜日

前日はマイナスイオンを浴びて
木漏れ日の中で夢を見ていた

翌日になれば儚い過去
抱きしめていたもの
腕の中から消えて

ゴツゴツした現実の岩を
指先と爪先の感触だけで登る

投げつけられた
鎌鼬の暴言や態度に血を滲ませ
鉄の臭いを漂わせながら
傾斜した滑降路に堕ちていく


自由詩 月曜日 Copyright  2024-12-09 19:21:44
notebook Home