旅路
レタス

地下牢に閉じ込められて幾年いくとせ

サラリ サラサラ 銀の砂
凍えた肩に積もります

サラリ サラサラ 金の砂
閉ざした心を放ちます

いつの間にか手枷足枷は外れていました

たくさんのパンと缶珈琲をバッグに詰めて
漆黒の夜空を眺めたら
北極星が微かに頬笑みました
地図もコンパスも無く歩いてゆこう

さぁ! 今が旅の始まり
 




自由詩 旅路 Copyright レタス 2024-12-08 22:15:21
notebook Home