大切なあなたのために
Kj

君が孤独を叫んだ声が
いつか誰かに届けばいい
君が忘れた温度を取り戻すように
また 誰かと手を繋ぐ日がきたらいい

そう願うとき 僕らは違う景色の中にいる

僕らは不器用に想い出を抱えて
惨めでも 辛くても また
それぞれに歩きはじめる

この想い出が 僕らを導いてくれるように
出会うべき人が 僕らの手を握れるように

蹴り上げた地面は いつか僕らがいた場所で
違う景色の中にいて 僕らは同じ空の下にいる 

流された涙は 残された想い出は
腕の中で そっと抱きしめて
新しい希望が 生まれるのを待ちながら

抱いた希望が幸せな夢を呼び
若葉の香りがする朝に 君が笑って
新しい世界を迎えられますように

抱いた希望が幸せな朝を呼び
不安も 寂しさも 悲しみも
その全てが優しいキスの中に消えていきますように


自由詩 大切なあなたのために Copyright Kj 2005-05-24 22:01:49
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