星降る夜に
佐白光


 星降る夜に

 思い出になったはずの

 記憶がよみがえる

 後悔というよりも

 自分の情けなさをかみしめる

 あの時電話をしておけば

 いつもと変わらない君の笑顔で

 君の涙を汲み取ることはできなった

 最終列車のベルが鳴り終わった景色が

 忘れられない
 

 


自由詩 星降る夜に Copyright 佐白光 2024-12-03 00:12:08
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