知らんぷり
たもつ
草の根と息吹と
あなた、忘れていったね
飛行船の落とし物みたいに
剝がしたり叩いたり
転んだりしながら過ごした毎日を
何と呼べば良かったのだろう
丁寧だったり雑だったり
胡麻化したり取り繕ったり
夕べ久しぶりに
あなたの夢を見た
途中、夢だと気づいたけれど
二人で知らんぷりしたまま
ずっと笑ってた
自由詩
知らんぷり
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たもつ
2024-12-01 07:09:34