朝の歌
レタス
忘れてしまった砂浜の
波打ち際に
踞
(
うずくま
)
り
要らなくなった古地図を
寄せ来る波に流します
月の鏡に照らされて
寒さの夜に肩を抱き
独り寂しく朝を待ち
失くした夢を探します
唐紅
(
からくれない
)
の夜明けには
ほんのり胸も暖まり
寂しさ消えて
喜ぶ歌をうたいます
自由詩
朝の歌
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レタス
2024-11-26 06:22:51
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