四季の句
栗栖真理亜

さくら笑ひかなしさ忘るるこのひととき

はるいろのはなびら舞いておどりたる

あおぞらにさくらの枝葉ひろげたり

瞳(め)に映る若葉薫りて胸騒ぎ

梅雨もよう読経混じりて響く音

線香のたゆたう香り風まかせ


俳句 四季の句 Copyright 栗栖真理亜 2024-11-21 11:35:36
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