百人と我が指に赴くままに_002
Hose Enomoto

花が残した光は
手をすり抜け

我らはあの山に写る
白い衣と青空とともに
その時を待つ


夢に見た深青に染まるあの山は
陽の力を蓄える

セミが鳴くまでに
走り出さなければ


自由詩 百人と我が指に赴くままに_002 Copyright Hose Enomoto 2024-11-06 00:16:46
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