piyococco


私は妹やで ねえちゃんの気持ちが わからん
姉が語りだした
「ちぃさい頃 あんたをつれて
二人だけで公民館に映画観に行ったんさぁ…」

『うん………なんとなぁく覚えてるかなぁ〜  …』

「私は ねえちゃんやで 
あんたがなっ  おしっこ!とか
     喉渇いたっ!とか言いだすと思たで
水筒持って手ぇ繋いで行ったんさぁ」

『へぇーー   それで?』

「そしたら やっぱり おしっこ!って言うたで
トイレまで連れてってさぁ  
喉渇いたっ!言うたで
水筒から お茶だして あげたりしてたんやでぇ〜」

『ふ〜ん。』



ねえちゃぁぁあああんっ!ねえちゃんの妹でよかったですぅ。
姉らしき姉。


自由詩Copyright piyococco 2005-05-23 17:31:34
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