普段どおり

どこを切り取っても
中途半端な生き様が
蜂蜜みたいに垂れてくる
ある朝起きて
虫にすらなれない
あるのは絶望に似た憂鬱
グラグラ不安定な自己
詰まないように
恐る恐る足を前に出し
普段どおり
どこを切り取っても
中途半端な生き様が
蜂蜜みたいに垂れてくる


自由詩 普段どおり Copyright  2024-10-18 18:45:07
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