渇望
海
時間を搾り取られてスカスカ
残ったカスを貪るように使う
こんな詩あんな詩書いたり
生活に必要な作業をし
時にはテレビやスマホで浪費して
残りで眠る
やりたい事を好きなだけ
やりたい時に思い切り
できる時間を求めようとしても
許されない社会のシステムに
入り込んでしまった敗北
常に足りない時間と貯金
喉から手が生えてその指が
搾られたものを取り戻そうと
頼りなく揺れている
時々指に付いたそれを
舐めつくしても足りない
喉から指が出続けている
自由詩
渇望
Copyright
海
2024-10-16 18:53:24