部屋紹介
◇レキ
身動きの取れない心地良い泥沼だ
それはそれは優しい陽射しに
希望は焼き滅ぼされ
陰は濃く深くなる
カラッと晴れる3連休
なんと意味のないことだろう
好きだった人にもらったガラクタ
中途半端に終わった趣味の本
幾冊か買った同じ作者の何一つ面白くない単行本
その輝きが見えなくなった詩集
役目を終え
無様に口を開けているお菓子の包装紙
そのままの格好で磔にされている
白い壁に手でつぶした蚊
なんかの拍子に
人生いい感じにならねえかなあ
自由詩
部屋紹介
Copyright
◇レキ
2024-10-11 21:30:47