秋日晴天歌
ひだかたけし
風が吹けば緑葉も揺れる、
緑葉が揺れれば風も吹く、
今日は陽光いっぱいの
さはやかな秋の日です。
東空に昇り輝く
おほきなまぁるい太陽の
解き放つ黄金の放射こそ
萎れた花も咲き誇る花も
差別なく照らし出し
濃くなる空の青すら降り注ぐ
さはやかな日の秋の
いっぱい光陽の今日です。
(すぅうと涼やかな風の吹き抜けて
沸き起こるこの世の相貌が
時の鼓動と共に波打ちて
この私の綱渡りの境涯すらほっとさせ)
神々が踊れば人も踊り、
人が躍れば神々も躍り、
新た与えられたこの世の一日 、
皆がそれぞれに精一杯、
活き活きとまた生きるのです。◯