光彩の言葉
ひだかたけし
ゆうらゆらゆうらゆら
何だかとっても今朝の
ゆうらゆらゆうらゆら
緑葉無数無限の揺れ
無限の揺れ森の揺れ
沈黙の中で想いを語り
)ぼわっとぽすっとずんずんずん
)なにかなんだかくるくるくる
)くるりと廻って繰り出す言の葉
これはあんたの夢じゃない、
これはわたしらの現なの、
あんたはその中で夢みてる、
わたしらの本当のなか幻みてる、
沈黙のなかで想いを語り
森の揺れ無限の揺れ
揺れのなか自らが
光輝く帯となり
何処までも何処までも
伸び広がっていきながら
無限へと無限に突き抜けゆく
光が邪なものも善きものも
満遍なく照らし出し浮き立たせ
この世界宇宙の纏う光の衣裳
剥ぎ取りながら内から更に現れ来る
無限の創造力動へ自ら共鳴し同期し
ゆうらゆらゆらゆうらゆら
何だかとっても穏やかな今日
はたはた旗もはためいて
爽やか涼やか風の吹き抜け
ゆうらゆらゆらゆうらゆら
緑葉無数無限の揺れ森の揺れ
無限の揺れの沈黙のなか、
はためく旗に手を振って、
言の葉一塊の遠ざかり、
語られ尽くした想いの残響
木立ちの隙間から覗く秋の青に
嬉しみ淋しみしっとり濡らし
照り輝く森の旗に刻み込む
時の至れば新た与えむと