といといとい
はるな
あしを鳴らすような、とい、とい、とい。
物語みたいな顔 眠たい午前、単純な変換作業
(領収書をとっておいてね)
わたしは手を鳴らして、熱いあたまを
とい、とい、とい
くまのついた手提げ。
片目の龍たち、紙の袋にはいったストロー。
すべきことをする、午後がやってくる、そして去っていく。
目をこんなに開いているのになにもみえないのは
熱いあたまのといといとい
大事にしていた人形もある日突然すててしまうのは
かしこい指のといといとい。
だからって上手に生きていかれないのは誰のせい、
わたしはあたまを鳴らして、熱いからだで
とい、とい、とい