休みの日
海
目を覚ましたくないけれど意識はしっかり目覚めている
恐る恐る目を開ければ目ヤニがパリパリと
昨日酷使した恨みのバリケードを築いている
体は寝たがっていて布団にしがみつく
今日の空白の予定に敢えて空っぽな頭の中を上書きする
まどろみながら溶けて消えてしまいたくなる
腹の中が反乱を起こし螺旋を描きながら叫ぶ
声の大きさに負けてしまい渋々ゆるゆると体を起こす
自由詩
休みの日
Copyright
海
2024-09-28 18:56:35