鈴のね
秋葉竹





ただ秋になって嬉しかったのは
光りの眩しさをただ
心を突き刺す艶かしさだと
勘違いしたこと

触れることもできない
罪だったのかもしれないね

それでも
そのあとの悲しみや切なさが
光りになったとき
しずかにまばゆい夜の涙を探す目が

ほんのりと鳴る鈴のねだったりするのかな









自由詩 鈴のね Copyright 秋葉竹 2024-09-12 19:16:57
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