かたかたぐらし
唐草フウ

まぶたが閉じるのとたたかいながら
キャラメル箱の移動 ゆれる
向こう側の空 灰色
ほんとうは 終らない色

窓開けて あみどに
バッタの子ども
会いに来てくれた
また自分らしくいられる

転換期にさしかかってても
たじろぐひまはなく
ただ秋へすすむ

一人 金属みたいなよるに追いこまれても
一緒にいたものたちが
きょうの向こうへいざなって








自由詩 かたかたぐらし Copyright 唐草フウ 2024-09-04 21:40:16
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