終わっていく
たもつ
フラスコの洗浄
柔らかな
ガラスと午後の触感
他には何も無い音と
別の日
満員電車で吊革に掴まっていると
かなかなかな
隣にいる男の人が
ヒグラシの鳴き真似を始めた
夏が終わるのだと思った
自由詩
終わっていく
Copyright
たもつ
2024-08-28 07:03:33