鏡文志

橋があって、そこを渡るのが怖いんです
だから、逃げようとしても逃げられないんです
橋があって、そこを渡るのが怖いんです
だから、逃げようとしても逃げられないんです
笑ってるんです はしゃいでるんです
でも、不満があるんです
橋があって、そこを渡るのが怖いから、ここにとどまるんです
橋があって、そこを渡るのが怖いから、ここにとどまるんです
怒ってるんです 暴れるんです
でも、折れてしまうんです
橋があって、そこを渡るのが怖いなら 仕方ないんです
橋があって、そこを渡るのが怖いなら、仕方ないんです
自由になりたいんです 自由になれないんです
橋があって、そこを渡ろうとすると体が震えだすから 一人では橋を渡れないんです
だから僕は、奴隷なんです
橋があって、そこを渡れないから 虐められてしまうのです
それで、僕は自由になれないのです
それで僕は他人に迷惑をかけ続けながら 生き続けるのである


自由詩Copyright 鏡文志 2024-08-22 05:45:37
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