ホームにて
umineko
連綿と続くこの世界は
あきらめとゆううつと
ほんの少しの
きらめきで出来ている
叔父が亡くなってお通夜にいく
車で2時間
物静かな人だった
叔母は少し疲れて見えた
叔母は活発で
私の家系では
飛び抜けて大物だった
そんな叔母を
叔父は静かに支えたのだろう
それぞれの持ち場を
全うすること
時々
母を想う
私の遺伝子は
半分 母から来たのだから
ま 生きてるよね 私の中で
順番に
家系の中から誰かが消える
あと何番目かで
私の番だ
それまでに私は
何を成して 何を残し
何を伝えていくだろう
お手本にはとてもなれない
だけど
言葉にしなくては
あがいて 逆らって
その先にあるものを見てみたい
世界よりも 空は広い
母を 身体に宿したままで