【渓流】燻製 改訂版
レタス
午前1時起床
アイス珈琲を2杯飲み煙草をくゆらせ
寝不足から漸く覚醒する
午前2時出発
車は殆ど無く快適なドライブ
午前4時渓に到着
コンビニで買った微糖の珈琲を飲みながら
夜明けを待ちバッハを聴く
午前4時半
辺りは薄明りに目覚め
身支度をする
水をかき分けポイントに向かう
足元の冷たさが心地よい
大岩の流れ込みに竿を振る
一投でゴツゴツと竿をしならせ
銀鱗が宙を舞う
ランディングネットに収め
胸ポケットからピックを取り出し
脳天を突きゴリゴリとかき回して昇天させる
良く研がれた玉鋼のナイフで腹を裂く
刹那シトラス系の香りが鼻腔を掠めた
血生臭さは全く無い
渓の香りそのものだ
はらわたと鰓を抜き
それをコンビニ袋に収め
ヤマメをウエストクーラーに収める
2時間が勝負だ
アタリは無くなり渓を下降する
午前9時帰宅
魚体は美しいままだ
水道で洗い
保存パックにソミュール液を入れ
ヤマメを2日間漬け込み
水で洗いキッチンペーパーで拭う
ラップはせずに皿に乗せ2日間冷蔵庫で乾燥させ
サクラのチップで15分燻したら出来上がり
どんな酒にも良く似合う