自殺には感覚的な痛みがない
由比良 倖


あなたとわたしは片手ずつ光の束を持って
日曜日の朝には噴水のまえで自殺の予習
最後に最期にさいごに残るのはディストーション・サウンドだねと言いながら
お空から盗電して僕らはテレキャスターを弾く
あなたはサングリアを飲みたいって  僕は紅い傘を差してアンテナを探す(今降るとしたら何?)
僕はまた生まれ変わる   <<<<<僕はまた退屈になる。。。。
((im born again:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;; im bored again…..

ソレガドウカシマシタカ  また嘘が芽吹く
歩道を王様たちが歩いていく  とても奇妙な服装だなと笑う(笑い返す!
僕は何も悲しくないから何も悲しくないから君に幸せだよと報告しなきゃならない
歩くと歩く分だけ君に会いたくなくなる

どれだけ速く逝かねばならないの!?  (悲しく?)
絶望するくらい虹色をした水玉、 どこを見渡し、見渡しても悲しいくらいに虹色
ざんざん降ってくるよ 降ってきて 君が誰だろうと 僕はその首に腕を回さざるを得ない
君は弱いから===何故ならぼくは強いから===君は消えるのが怖くてぼくを恨む
畢竟だね あああ理由は線のように描かれている 子供が描いた 夢なんかじゃ、
よくそういう自転車が出てくるけど  (笑顔だね。夢の貴族たちは
何が楽しくて 何が嬉しくて? あのように大きく手を振る、
   
   (今日のデザートは、シロップの白くてまたお皿の白いふわふわのティラミス(コーヒー味)
手を振るのは習性   田舎の公園にはダイアモンド売りが扇子をはたはたさせて
そして僕は見知らぬ浮浪者一日目(あああ、今朝リストラされたんだ)さんと、、
VOXのアンプ30Wをこみ上げてくる笑い  ほらほら空を見れば病院が近しく、
太陽をもっとも明るく反射して、僕らは水遊びしながら砂塵に突っ伏す、あったかい、
そして何とも安らかに、僕らは、起き上がると金のない僕らは酒を飲んで、甘いお酒を、
ははは、光りますよ(そりゃ申し訳ない そこに ぴかぴか・きかきか
  心理学上の、声を持たない声帯が愛を持って唱えるイグジット・ミュージック

「どの
 砂も ひとの
 かたちを していますねえ あははは」

 (あははははははっはっは(黄色くって萎まないものなんてありますか
 (しみますね どのかおもえがおだからわたしはおなかがいたい
 (イグジッ・・・グジット;;;;;;エグズ:ィット・ミュージック・・・
 (あの人たちどこに帰るんでしょうね・・
 (カドを曲がると世界の終わりだって言うのにね あはははは・・・・

(すこしずつ(かみさま
      (忘れかえす(忘れかえす(なんども(彼らが眩しくて
(全部が虹色に包まれて(きらきら、わたしわたしを狙撃すれば浮ける・・浮けるから
(笑うとわたしシナプスまで暴発して(るいるいるい 泣きたくなるじゃんか
 ほらあなたまでうまれてはじめてあなたはうまれただからはい

みんなえがおだからわたしはめがたいくつでげんきがない
テレキャスターを振り回しあたまというあたまをぼくさつ
これは私の弔いなのよ 鎮魂なの 
だから遊歩道の王様たちは光に包まれていくけど 私は哀しくともただ・・


1-2
朝がぼくになにをしたって 粘りけのあるものがこみ上げてくる
羊たちの群れ 緑の羊たちが溶岩に焼かれている じろじろ 兵隊、ふつつかものな
季節がぼくになにをしたって ノートに引っ張られて 僕は身体中の穴が痛んで
はて あなたが何を画策しようがそれはあなたが食べた朝の卵のその
……やだな三日月なんか見えるわけ無いじゃないですか

彼女が欲しがっていると思い牛の死体をあげた
「どうしてこれが欲しいって分かったの?」
「なに。君を見ていれば自然、わかることだよ」
「違うわ。私が欲しいのは『自分』よ。『自分』」

君が何を考えていようと 君がどちらの道を選ぼうと 君が僕を選ぼうと選ぶまいと

死者たちが光として降り注いでくる なあ
君 考えてることがばらばらだよ ほんとに 何食べてきたんです
ファズペダルを茹でたものに クランチのひずみ なみだ
新しいは古びることだから好き

世界にはぼくの望むものなんて何もない
だからぼくの意識はどこまでも飛んでいく
すりぬけていく風がぼくになにをしたって 太陽はいつも冬だから
君が誰だろうと 僕が誰だろうと

君の独り言は全部聞かれていると思わない?
 影響して あたたかく あなたはただ叫ぶだけでいいの
that’s right……………..試すことなんて無いの ただただ

空には私が気にするものなんて何一つ無いの
   僕が考えるべきものなんて だから僕の眠りは誰にも邪魔されない
大気圏を越えたあたりに、ううん、全ての記憶が死んでしまった
   そのずっと向こうに詩は追いやられていて  僕は蒸発しない海
六人組の操り人形が北極と南極のあいだにぶら下がっている
   「話そうよ 可哀相な人たちが誰もいなくなるまで みんな乾いてしまうまで」

end..........:///////////;;;;;;;;;;;;:;:::::::;:;:;:;;:;:;;:;:;;:;;;;:::;:;:::;:::;:::....,,,,,,,,..........


自由詩 自殺には感覚的な痛みがない Copyright 由比良 倖 2024-07-21 02:51:22
notebook Home 戻る