連作詩『右手と左手のための協奏曲』　より

ゆるやかにま　　　おなじことのくりかえしのようですこしず
わりながらす　　　つへんかしていくいったりきたりしながら
すむゆるやか　　　いつのまにかよくなっていくおなじことの
にまわりなが　　　くりかえしのようですこしずつへんかして
らすすむゆる　　　いくいったりきたりしながらいつのまにか
やかにまわり　　　よくなっていくおなじことのくりかえしの
ながらすすむ　　　ようですこしずつへんかしていくいったり
ゆるやかにま　　　きたりしながらいつのまにかよくなっていく　　　　　ゆっくりした三拍子で踊ろう
わりながらす　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世界にふたりぼっちのように
すむゆるやか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が消えたら世界もなくなる
にまわりなが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇宙は僕が踊るために始まり
らすすむゆる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が舞うために広がっていく
やかにまわり　　　
ながらすすむ　　　いつのまにかよくなっていくおなじことの
ゆるやかにま　　　くりかえしのようですこしずつへんかして　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ド
わりながらす　　　いることをリズムがおしえるふるえるげん　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ンが　　　僕ら
すむゆるやか　　　とげんがたがいにひびきあってあたらしい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　を見　　　　　守っ
にまわりなが　　　おんがくをゼロからうみだすくりかえして　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　て　　　　　　　　　い
らすすむゆる　　　いくいったりきたりしながらいつのまにか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　る　　　　　　　　　ド
やかにまわり　　　よくなっていくおなじことのくりかえしの　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ンが　　　　　僕ら
ながらすすむ　　　ようですこしずつへんかしていくいったり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と踊　　　り出
ゆるやかにま　　　きたりしながらいつのまにかよくなっていく　　　　　ゆっくりした三拍子で踊ろう　　　　　　　　　　　　　す
わりながらす　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世界にふたりぼっちのように
すむゆるやか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が消えたら世界もなくなる
にまわりなが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇宙は僕が踊るために始まり
らすすむゆる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が舞うために広がっていく
やかにまわり　　　
ながらすすむ　　　おんがくをゼロからうみだすくりかえして
ゆるやかにま　　　いくうちになみはいつの間にか強くなり気
わりながらす　　　づけば目に見えるようになり手に取れるよ
すむゆるやか　　　うになるいさかいの日々が繰り返すだけの
にまわりなが　　　ようですこしずつへんかしていくいったり
らすすむゆる　　　きたりしながらいつのまにかよくなっていく　　　　ゆっくりした三拍子で踊ろう
やかにまわり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世界にふたりぼっちのように
ながらすすむ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が消えたら世界もなくなる
ゆるやかにま　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇宙は僕が踊るために始まり
わりながらす　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が舞うために広がっていく
すむゆるやか　　　
にまわりなが　　　　　　　　ゆるやかに
らすすむゆる　　　　　　　　しっかりと
やかにまわり　　　　　　　　僕らを包み
ながらすすみつづける地球






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Kuri, Kipple : 2005.05.21