腕枕
佐白光


 僕のふとんに潜り込んで

 腕枕で眠るのがすきだったね

 何気ない仕草で和ませてくれたね

 僕が呼んでも

 知らんぷりの時があったね

 どうして気を損ねたのか

 君の気持を推し量ることは

 最後までできなかったよ

 暗闇で光る瞳は

 僕になにを訴えていたのかな

 もう腕枕はしてあげられないけど

 君の鳴き声は忘れないよ

 ニャー

 

 

 

 


自由詩 腕枕 Copyright 佐白光 2024-06-02 00:48:16
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