三年D組同窓会
ホカチャン

O高校を卒業してから
五十年余りの月日が流れた
その間各自それぞれの人生コースを歩み
今日の同窓会にたどり着いた
積もる話は山ほどあることだろう
古希を過ぎてからの告白も
あるかもしれない
しかしこの同窓会にたどり着けなかった
友もいる
先へ旅立った友
病気療養中の友
親の介護中の友
連絡がつかない友など
さまざまな事情でこの同窓会に
たどり着けなかった友も少なくない
せめて今宵は
たどり着けた友同士
高校生の昔にかえって
大いに飲み食い語ろうじゃないか
たどり着けなかった友の分まで語ろうじゃないか
明日からまたそれぞれの人生コースに戻るのだから

今回「締めの同窓会」というけれど
人生百歳時代
またいつかこの同窓会は
きっと復活すると思う
生き残った友同士で
「百歳同窓会」を是非めざしてほしい!

この山猿のような暴れ馬のような男たちが
ここまで同窓会を続けられたのは
美しく 優しく 賢い女性の皆さんのおかげである
心から感謝したい
しかしなんといっても
三年D組の結束力の中心にいたのは
我らの幹事長
I君である
I君には心から感謝したい!
今までありがとう!
長い間ありがとう!
今回も再会の機会をつくってくれて
ありがとう!

われわれ高齢者は一寸先は闇である
命あるかぎり
お互い頑張って生きていこうじゃありませんか
三年D組の同士たちよ
命あるかぎり
頑張って生きていこうじゃありませんか


自由詩 三年D組同窓会 Copyright ホカチャン 2024-05-24 09:21:56
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