もしチンポコが大きかったら
花形新次
私の人生はまさしく
大きなモノになっていたに
違いない
生まれ変わったら
巨根になりたい
生意気な女の横っ面を
その巨根で往復ビンタしてやるのだ
女は頬を赤く腫らしながらも
ウットリとした眼で
私を見上げる
私は王様だ
チンポコ大王だ
きっとダイオウイカみたいな
臭いを放つ大王だ
とここまで来て
終わり方が分からなくなってきた
決めのセリフが浮かばない
なのでもう一回
チンポコって言って
終わりにしようと思う
チンポコ
(何だ何だ、てめえ文句あんのか
どうせ自称詩なんてウンコ拭き終わった
紙みたいなもんだから
こんなもんで十分なんだよ、クソが)