はなやかに
soft_machine
身体なんか 要らなくなって
心なんか 戻らなくなって
私の百年へ 声花かに
ぐるぐる ぐるぐる茹でられる繭
さらさら さらさら
坂道を駆け登ってくる落ち葉
風の中で交わっている
波だったのだろうか 涙
いつだって止められる 息
ぷくぷく浮かぶ泡 それも沈む空
ことこと塞ぐ窓 しのび込まれて
百年前も 百年後も同じ
身体なんか 壊れやすいだけだもの
心なんか すべて嘘の噂だもの
自由詩
はなやかに
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soft_machine
2024-04-26 15:32:04
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