オステオスペルマム
ひだかたけし

なんてしずかな境涯だろう

気が付けば 、

母も父も妻も娘も息子も
もはやなく なのに

にぎわう北の戸口より、

遥けき陽光突き抜け射し込む

      黄金

      を、

  ふと観入る 朝 、

この白い小部屋に独り居て。



自由詩 オステオスペルマム Copyright ひだかたけし 2024-04-23 17:20:45
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