永遠の歌
レタス

私という存在は
銀河の端に灯る刹那の光なのです

それ以上でもなく
それ以下でもない

巡る季節に酔いながら
下手な歌をうたいます
誰かに届くように
誰かに問い続けるように

私は歌う

みんなの心音に合わせて
届くならどんなに幸せでしょうか
刹那でも何かを感じてくれるなら
私は銀河の花園で遊ぶことができます

誰かを傷つけたことも
誰かに笑われたことも
少しは癒されるのです

メビウスの輪の中で知り合えた人々が
私を受け入れてくれるのも
弾き飛ばされてしまうのも
私にとって祝福の出逢いとなります

石礫を投げてください
花束を抱かせてください
それが私の糧となって
すべてを受け入れる至福が其処にあるのです

永遠切符は青白く光り
宇宙の果ての果てまでも
生死を繰り返し
触れ合った森羅万象とまた巡り逢い

歓喜の歌も高らかに
哀しい歌も密やかに


自由詩 永遠の歌 Copyright レタス 2024-04-18 23:27:13
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