明日
レタス

風に吹かれて
彷徨う路は
振り返ると既に消えている
星々を眺めていても
狂った軌道を示しているだけで
お似合いの月と鏡はひそかに話し
ぼくを騙そうとしていた
時計の針は止まり
星の降る暗がりに眠りを誘う
桜の散る布団は用意されていても
まだ眠るわけにはいかない
芽吹く木々たちは訳も解らず
笑いながら
あちらこちらを指している
とてもあてにはできなくて
握り締めたサイコロを振るしかない
明日という未来に向かって
いまはただ歩くだけ












自由詩 明日 Copyright レタス 2024-04-13 23:35:04
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