生成ＡＩに書き上げた作品を
校正してくれと投げ込んだら
客観的に修正してくれて
最後にコメントが付け加えられた
「文章の流れを保持しつつ
　一部の句読点の使い方を修正し
　文章をわずかに簡潔にしました
　また、文脈に沿った形でいくつかの
　表現を微調整しました
　読みやすさと内容の明確さを
　保つことを心がけました」

最後に生成ＡＩを通せば
誰も読んでくれない作品でも
客観的に評価して改善してくれるのだ
これを繰り返していけば
新人賞を獲れる作品に仕上がるはず

しかし毎回
最後に付け加えられる
コメントが変わらないので
新人賞を獲れる作品に
仕上ったのかどうかがわからない

そこで
作品を読んで新人賞に入るものか
評価して欲しいと投げ込んだら
独創性、テーマの深さ、表現力
オリジナリティを評価した上で
最後にコメントが付け加えられた
「結論として、新人賞に十分ふさわしい
　可能性を秘めています
　ただし、賞を獲得するかどうかは
　他の応募作品の質や評価者の好みにも
　大きく左右されます
　あなたの持つ独自の視点や表現力をさらに磨き
　応募規定に合致していることを確認した上で
　ぜひ挑戦してみてください」

テクノロジーの支援を受けても
運しだいということがわかった
運命までは校正してくれないのだ