in 'n out
soft_machine

会話はさ
次第に競技賭博の様相を呈してて
短く
鋭く
チップはみるみる減らされた

BGMの限界は知らない
誘われるがまま去った
色どりの硝子片の街へ告げる
ころりと丸い宵の滴を置きすて
空が綺麗だから

乾いたシーツに
匂いだけ絡んで残っていたとしても
何事もなかったと
今朝の姿に収まる
私が頭を冷ましている間
君は指の数を調べるのに忙しくて
くい込む爪の問を鎮めるために
かたい水の力を借りる

スクランブルエッグが
すこし乱れ過ぎた
やがて珈琲を片づけ
色々なものが透けてしまうと
おし拡げられた笑みをこらえ
また加熱され辿りあう

いくの
くるの
どっち





自由詩 in 'n out Copyright soft_machine 2024-03-23 11:49:52
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