詩想
ひだかたけし



絶え間なく拡がる透明な浜辺に

渚 黒々と鋭角の境域

思惟の力動 絶えず打ち寄せ

感覚超えた存在達と共鳴し
感覚の残滓打ち捨てながら

舞い踊る舞い躍る

渚 黒々と鋭角の境域
次第 意志の力に打ち壊され

思惟の流れ込む透明な浜辺に
壮麗な光の余韻ヒビキ木霊する

 感覚物質の此の世 無常の次元
  時空の壁突き破り 垂直に立ち
 絶えず変容する原像の反映として

ヒビキ木霊のうち思惟直観され

透明な浜辺、

延々と艶々とのびやか伸び広がる




自由詩 詩想 Copyright ひだかたけし 2024-03-06 17:32:11
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