清瀬ステーション(改訂)
ひだかたけし
なんて沢山の人
居るんだろうなぁ
それぞれがそれぞれ
肉の輪郭の表情を保ち
階段を昇ったり降りたり
(此処はステーション、
清い瀬のステーションさ
所々に真紅の薔薇も顔覗かせ
清い瀬を渡りゆく 人、人、人)
階段を昇ったり降りたり
僕の意識の内に次々現れ
いろんな色々な顔の表情
刻印されるタマシイの揺らぎ、
独り独り独自の肉を担い
魂震わせ階段降りたり昇ったり、
*
なんて沢山の人、人、人
此処は清瀬のステーション
真紅の薔薇 すっと微笑み顔覗かせ 慎み深々咲き開き