ギロチン
レタス
日々の暮らしを続けて十五年
首の傷は裏切りの証
それでも
あたり前の顔をしながら
鉄の仮面を被り過ごして来た
今朝の日輪はすべてを明かし
赤い溶鉱炉の焔に焼かれた醜い顔を見て
白日のもとに裁判官は適正な判決をくだした
もうどうでもいい…
人々は断頭台のもとに群がり
大きな拍手を送るだろう
きっと
自由詩
ギロチン
Copyright
レタス
2024-02-02 22:20:58
縦