blueshirt
湯 煙




(ごくごくありふれたおーとくちゆうるな

     空ははじまりのようにしてはじまり)

 (すっかりなくしていたではないか

     ○

 こぼれおちてきた
    てのひらに釦ふたつみつ

ベージュの淡いまあぶる一筋流し
なめらかな樹脂を穿ち
白い円のくぼみに胡麻粒のような二孔
ごくごくありふれた選ばれしシャツより
まともではない
のーくれえむげんだいてきに
対処しなければ
りたあーんたあーんたあん
打ちかえし打ちかえされぴんぽん則の果て 
ツツツ キキキ ハハハ テテテテテテテテテテテ

ありふれた
おーとくちゆうるな哄笑にのたうちまわり
一日をとじるころ

     ○

 百年の稚児たちの集い───#you #メ 
 
  わらべらがわらう鞠つき  街道を往く人々の足

 順光の舌先にあたりは群青の笑みをさやかに照らしだし、
 皆の振り向く微笑み映えささやくの雑踏にありて、
 地は手へ抱かれ地を手は唄い、
 
   ma bu ta やかれし
  真 - 空 よりの拝
 みらい へ ゆびのしょうさん
 ゐ 
ろ  は 
    に  
  ほ
 へ 
と掛かる号令運動より配置されたし挙動
 背中までの翼だった 
 所有された -o-ne- なぞり

 綻び 結い 揺れ
      解かれしものの眠りよ

 回遊す 七海をめぐる
      餌食となりゆく鮫たちよ 
 

    遠く、あゝ 春霞に ゆれていた  街 橋  影 ── 社会よ、うすいはなびら舞い 散らせた。風のほつれ。  この地、に た わた し あざやかに を  また、     
              。




 、


 水を越え、 うるおい 緑    陽へ燃え落ちて。

 めぐる  乾期の訪れ
 過ぎていく。 らんどりいぶるう

  かわききらない、 
  二の腕 より  へ 
   した た らせた  、ゲンゴ

   中国》製  -M-  綿100%  。

、襟元の、薄汚 て、
依れ
 翻す
  はためき
   、




 




自由詩 blueshirt Copyright  湯 煙 2024-01-31 10:50:56
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