夜想
レタス


月の鏡に誘われて
琥珀色のグラスを傾け
夜空を歩く

星々は遠慮がちに瞬き
ぼくたちを祝福してくれた

黒曜の風は柔らかく
透明になった胸を少しだけ癒してくれる

何時か遊びに行こうと約束したね
細い糸で繋がっているから
それをたよりに
明日の夢を見よう

グラスを傾けながら
        
                     
                    初出 日本WEB詩人会 2024/01/28                                                         


自由詩 夜想 Copyright レタス 2024-01-28 15:01:12
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